女性ホルモンのバランスを整える秘訣!【フェムケアアイテムの活用術】
女性のカラダは、ホルモンバランスによって心身ともに大きな影響を受けています。例えば、月経に伴う変化、更年期など、ライフステージによって女性は常に自身の体調変化に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。その女性特有の体調のゆらぎを司っているのが、女性ホルモンです。
女性ホルモンの変化に伴い現れる変化や不調をより軽減するために、近年ではフェムケアを取り入れる女性が増えてきています。でも、女性ホルモンによる変化にフェムケアをどのように取り入れて行けば良いのでしょうか?
そこで、この記事では女性ホルモンの変化に寄り添うフェムケアの方法についてご紹介します。この機会にぜひ知識を深めて、より快適な毎日を目指していきましょう。
女性ホルモンと健康の関係とは
まずはじめに、女性ホルモンについての基礎知識を確認しておきましょう。
女性ホルモンとは、女性の体内で生成されるホルモンの総称で、主に生殖機能と性周期に関係しているホルモンです。
女性ホルモンは以下の2つの種類があり、月経周期とともに波を打つように分泌量が増減します。そのバランスによって、月経やPMSなど様々な体調変化が現れます。また、40代以降更年期にかけて分泌量自体が減っていくことで、更年期に伴う体の変化を引き起こします。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
①エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンは、主に卵巣で生成されています。その他、副腎皮質や脂肪組織でも少量生成されるホルモンで、次のような働きを持っています。
- 第二次性徴の発現
- 月経周期の調整
- 骨の健康維持
- 皮膚と髪の健康維持
エストロゲンの生成により、思春期の乳房の発育が促され、女性らしい体型の形成を促進します。また、子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすい環境を整える働きがあります。他にも、骨の形成や骨密度を保ち、皮膚や髪の健康維持に関係しています。例えば、更年期に骨密度が低下したり、髪の毛や皮膚がパサつきやすくなったりするのも、エストロゲンの影響です。
②プロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンは主に卵巣の黄体で生成されるホルモンで、次の働きを持っています。
- 妊娠の維持
- 月経周期の調整
- 基礎体温の上昇
妊娠時には、受精卵が着床した後に子宮内膜を維持し、妊娠の成立をサポートします。また、排卵後に子宮内膜を厚くし、受精卵が着床するのに適した状態を保つのもプロゲステロンの働きです。
また、排卵後に基礎体温を上昇させる作用があるため、排卵後から月経前には体温が上昇して様々な体調変化が現れます。例えば、月経前に眠気やだるさ、浮腫などを感じやすくなるのは、プロゲステロンによる影響だと言われています。
女性ホルモンによる心身への影響
エストロゲンとプロゲステロンのレベルは、月経周期によって変動します。エストロゲンは周期の前半に多く分泌され、排卵を促進します。一方のプロゲステロンは排卵後に増加し、妊娠の準備に備えます。このようにエストロゲンとプロゲステロン2つのホルモンが月経リズムを司っています。
さらに、女性ホルモンは更年期にも影響します。女性は年齢とともに卵巣の機能が低下し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少してしまうことで、更年期障害を引き起こす可能性があります。また、精神面と身体面の両方にエストロゲンの減少が影響します。
以上のように、女性ホルモンは、女性の健康と生活において大きな影響を与えています。女性ホルモンの分泌は自分の意識によってコントロールできるものではないため、日々の体調管理とともに変化とうまく付き合っていくことが大切です。
フェムケアで健康&ウェルネスをサポート
ゆらぎがちな女性の体は、日々のストレスや環境変化などによっても影響を受けやすく、なかなか自身の意識だけで解決することは簡単ではありません。
そこで、女性特有の悩みに寄り添ってくれるのが、フェムケア製品です。
フェムケアは、女性の健康や生活に関連するケアや製品、サービスを指す用語であり、「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を合わせた造語です。似たような言葉として、「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語のフェムテックという言葉もあります。
フェムケアは、例えば以下に挙げるような、女性の身体をケアしてくれる製品やサービスのことを指します。
- 生理用ナプキン
- タンポン
- 月経カップ
- 更年期ケア
- 尿漏れパッド
- 女性用栄養補助食品
- 女性用サプリメント
- デリケートゾーン専用スキンケア
女性にとっては欠かせない生理用ナプキンなどが有名ですが、最近では、より快適な生理周期を過ごすためのサポートグッズが様々に登場しています。また、月経にまつわるトラブルにとどまらず、女性のライフサイクル全般に適したケア製品は日々どんどん進化しています。
女性のゆらぎに寄り添うフェムケアアイテム
では、女性特有の変化に寄り添ってくれるフェムケアアイテムがあるのでしょうか?次に4つのアイテムをご紹介します。
①サプリメント
私たちの身の回りの食材や植物の中には、エストロゲンやプロゲステロンなど女性ホルモンの作用を補うはたらきを持つ素材があります。
例えば、エストロゲン作用の補充には大豆イソフラボンが有名です。大豆イソフラボンは、植物性エストロゲンであるイソフラボンが含まれ、エストロゲンの化学骨格と似た構造式であることからエストロゲンと似た作用があります。そのため、大豆イソフラボンやその代謝物であるエクオールなどがPMS、更年期向けサプリメントに使用されています。
他にも、チェストツリーやブラックコホシュというハーブも同様にエストロゲン様作用を持つことから、PMSや更年期などの女性の健康サポートに役立つと言われています。
また、最近では膣内フローラのバランスを保つ乳酸菌サプリメントも登場し、ニオイケアなどに悩む方から注目を集めています。
②月経・生理関連製品
月経周期をよりリズムよく快適に過ごすためにフェムケア製品もあります。生理用品としてはナプキン、タンポンだけでなく、月経カップや月経用ショーツなどもバリエーションが増えてきています。生理痛をやわらげるためにお腹や腰などに貼る温感シート、PMSの時期を穏やかに過ごすためのアロマ製品などもあります。
また、毎月の月経リズムは女性の生活にも大きく影響を及ぼします。周期による体調変化を自分自身で把握しやすくするアプリやサービスなどを活用する女性も増えてきています。
③膣サポート製品
フェムケアというと、膣サポート製品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。例えば、デリケートゾーンを快適に保つための洗浄ソープや美容液、ジェルなど外陰部に塗布するタイプの商品もあれば、ホルモンバランスの変化により乾燥しがちな膣内の潤いを補う製品などがあります。また、膣内に残りがちな月経の残渣やおりものなどをスッキリさせるジェルなどもあります。
以上のように、フェムケア製品は、女性のライフサイクルごとに訪れる変化やお悩みに寄り添う商品が多く存在します。自分に必要なアイテムを上手に取り入れることで、より快適に毎日を過ごせるようになるはずです。
しかし、フェムケア製品には一定の基準や制度などが設けられている訳ではなく、品質や効果などを見極めて信頼できる商品を選ぶことが大切です。そこで、最後にエステプロ・ラボが自信を持ってお届けしているフェムケア商品についてご紹介します。
おすすめフェムケアブランド
エステプロ・ラボが手掛ける「グランフェミン(Gran Femin)」は、女性のデリケートゾーンのフェムケアに特化したブランドで、現在は3製品をラインナップしています。次に、その特徴などを簡単にご紹介します。
グランフェミンのフェムケア製品ラインナップ
フェムクリア (Fem Clear) |
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フェムウォッシュ (Fem Wash) |
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フェムセラム (Fem Serum) |
①フェムクリア<膣洗浄>
フェムクリア(FemClear)は、膣内に挿入してデリケートゾーンをケアするジェルタイプのフェムケア製品です。デリケートゾーンであることから、安全性にも配慮した管理医療機器膣洗浄器です。
フェムクリアの特徴
- 低浸透圧で膣内への刺激を最小限に低減
- 弱酸性(pH3.8〜4.5)で膣内環境に配慮
- ヒアルロン酸ナトリウム配合で滑らかな使い心地…(パラベンフリー・グリセリンフリー・無香・透明ジェル)
- 使い切りタイプのアプリケーターで衛生的
- コンパクトサイズで携帯しやすい
②フェムウォッシュ<植物由来フォームウォッシュ>
フェムウォッシュ(Fem Wash)は、デリケートゾーンのケアを目的とした弱酸性の植物由来フォームウォッシュです。
フェムウォッシュの特徴
- 植物由来エキス配合で清涼感と洗浄力…(ツボクサエキス・ティーツリー葉水・2種類のハッカエキス)
- 弱酸性できめ細かい泡(ポンプ式)…(乳酸桿菌*配合)*保湿成分
- 美容成分配合(植物由来整肌成分)…(レモン果実油・ベルガモット果実油など)
- 10FREE設計…(合成香料・パラペン・合成着色料・アルコール・鉱物油・石油系界面活性剤・ 酸化防止剤・旧表示指定成分・合成ポリマー・シリコン)
③フェムセラム<デリケートゾーン保湿美容液>
フェムセラム(Fem Serum)は、デリケートゾーン専用の保湿美容液です。植物由来成分を配合することで肌に潤いを与え、天然精油の香りによりスッキリ感のある使い心地を実現しました。
フェムセラムの特徴
- 特許技術の「ファストプロウォーター」を使用
- 植物由来保湿成分…(ホホバ種子油・オリーブ果実油・アルガンオイルを配合)
- 多彩な植物系保湿成分…(ヒメフウロエキス・アーチチョーク葉エキス・ビルベリー葉エキス・ソメイヨシノ葉エキス・アロエベラ葉エキス・メマツヨイグサ種子エキス・マンダリンオレンジ果皮エキス)
- 香りと手触りへのこだわり…(リラックスの香り・ベタつかないジェル)
- 10FREE設計…(合成香料・合成防腐剤・合成着色料・アルコール・鉱物油・石油系界面活性剤・酸化防止剤・旧表示指定成分・合成ポリマー・シリコン)
以上の3ステップという簡単なお手入れで、よりデリケートゾーンを快適な状態へと導きます。もちろん最初から全て揃えるのが難しい場合には、洗浄ソープだけ、保湿剤だけなどお好みで選んでお使いください。
女性ホルモンのゆらぎを快適に過ごすにはフェムケア!
女性はライフステージごとに、ホルモンバランスの乱れや揺らぎによって様々なトラブルに悩まされます。自分で対処できる範囲でフェムケアを取り入れることで、より日々の体調管理もしやすくなり、快適に過ごせるようになるはずです。ぜひ、この機会に少しずつフェムケアを取り入れてみてください。