生理をもっと快適に!~洗い方&ケア方法を解説~
かゆみやニオイなどのデリケートゾーンの悩み。一説には2人に1人の割合で悩んでいるともいわれています。特に、生理中はデリケートゾーンのトラブルに悩まされることが多い時期です。そんな生理中こそフェムケアを上手く取り入れることで、もっと快適に過ごせるようになります。
そこで今回は、生理中のデリケートゾーンの悩みについて焦点を当て、原因や解決方法、おすすめアイテムをご紹介します。
生理中のフェムケアって?
生理中には様々なトラブルがつきものです。近年では特にフェムケアの意識が高まってきており、生理中もケアをする女性が増えています。しかし、まだ多くの女性が「何をしたら良いのか‥」「生理中のデリケートゾーンケアは何がいいの?」など、対処法がわからず悩んでいることかと思います。
まず、「フェムケア」という言葉は「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を合わせた造語です。一般的にはデジタルなテクノロジーを使わずに女性の身体をケアしてくれる製品やサービスのことを指します。
具体的には、昔から定番の生理用ナプキンやタンポン、月経カップなどの製品も生理関連のアイテムとして広まりつつあります。さらには、デリケートゾーン専用の洗浄ソープや、お手入れ用の保湿アイテム、外出先で使えるシートなども登場しています。
このようなアイテムの登場により、「生理だから仕方ない‥」と不快感やツラいのを我慢するのではなく、より生理中も快適に過ごすためにもフェムケアを取り入れる女性が増えてきています。
生理中のデリケートゾーンの環境
デリケートゾーンは生理中にかかわらず、非常に皮膚が薄く繊細な部分であるため、ちょっとした摩擦でも刺激やダメージとなります。また、生理中はナプキンやショーツなどが蒸れて、かゆみ・かぶれなどの不快な症状などを引き起こすこともあります。
まず、生理中のトラブルの原因は「経血」です。昔に比べてナプキンなどのサニタリー用品が改良されたことでトラブルは減っては来ているものの、季節や体調などにより、トラブルに悩んでいる方は多いといわれています。
さらに生理用のショーツは、漏れを防ぐために通気性が悪いものが多く、余計にデリケートゾーンが蒸れやすいことも原因のひとつです。
生理中のデリケートゾーントラブルの原因
生理中のデリケートゾーントラブルの原因は、主に2つです。
①主な原因は湿った状態が長く続くこと
ナプキンを当てていると、常に経血で肌の湿った状態が続きます。また、汗なども加わって余計に蒸れた状態が長く続くことで、肌にかぶれが生じやすくなります。外出中や仕事などで、こまめにナプキンを変えられない時や、肌が弱い方によく起こりがちなトラブルです。
②実は乾燥も原因になる
蒸れとは反対に、乾燥した状態も肌トラブルの原因となります。乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい状態です。その状態で蒸れやナプキンなどの摩擦が加わることで余計に肌トラブルが起こりやすくなります。デリケートゾーンの肌は他の部位と比べても皮膚が薄いことに加え、洗い過ぎも乾燥の原因になります。
デリケートゾーンのケアは洗い方の見直しから
生理中はデリケートゾーンの不快感、かゆみが気になって、ついつい普段よりも念入りに洗ってしまいたくなるもの。ただ、洗い過ぎは逆効果になり、余計にトラブルを悪化させることもあるので要注意。
理想的なpHは弱酸性の3.8〜4.5だといわれており、正常であれば腟内細菌がブドウ糖などを発酵させ、乳酸を作ることで弱酸性を保っています。しかし、生理中は血液がアルカリ性のため弱酸性を保ちにくく、細菌性腟炎などのトラブルが起こりやすくなることも。
また、間違ったデリケートゾーンの洗い方で、かえって良性の細菌まで洗い流すことになり、さらに腟内環境が悪化してしまう場合もあります。
デリケートゾーンの洗い方の基本
常に健やかな状態を保つには、デリケートゾーンを清潔に保ちながらも、適度に洗うことが大切です。では、一体どのようにデリケートゾーンを洗うのが正解なのでしょうか。
デリケートゾーンの正しい洗い方をご紹介する前に、まずはデリケートゾーンのNGな洗い方をご紹介します。
注意:NGな洗い方
デリケートゾーンは非常に薄く繊細な部位であるため、洗い過ぎなどでかえって、不快な症状を引き起こす可能性があります。
ゴシゴシと強く擦ったり、刺激の強いボディソープや石鹸などを使ったりすると、炎症が起きてしまうことも。デリケートゾーンは構造が複雑であるため、ついかゆみやニオイなどがあるとゴシゴシと強く洗ってしまうので注意しましょう。
また、生理の経血が気になるからといって、腟の中まで洗うのはNGです。経血は自然に剥がれ落ちて排出されるため、腟の中まで洗う必要はありません。
代表的なNGな洗い方は以下となります。
- ゴシゴシと強く擦って洗う
- 強めのシャワーを当てる
- 熱いお湯のシャワーで洗う
- 腟内まで石鹸で洗う
- お湯や水で洗い流すだけ、水流で適当に流すだけ
- 洗浄作用が強い石鹸やボディソープなどを使う
デリケートゾーンの洗う順番
洗い方と合わせて、洗う順番も大事なポイントです。
以下の順番でデリケートゾーンを丁寧に洗うようにしましょう。
- 円を描くようにVゾーンを洗う
- Iゾーンの溝を丁寧に洗う
- 特に尿やおりもの、皮脂が溜まりやすい場所である、クリトリスと大陰唇を洗う
- 円を描くように後ろのOゾーンを洗う
- 最後に洗い流す際には、洗剤が腟内に入らないように注意する
デリケートゾーンの正しい洗い方:予洗い
まずは、デリケートゾーンを人肌程度のぬるま湯(35°C~37°C※1)のシャワーなどで優しく洗います。ぬるま湯でやさしく洗い流すだけで、外陰部についた汚れや雑菌などはある程度落とすことができます。トイレでお尻を拭くときと同様に後ろから前に、外陰部のひだをやさしく洗いましょう。
※1
この時に熱いお湯を使わないことが大切です。熱いお湯は皮脂を余計に流してしまい、乾燥の原因になります。乾燥した状態では肌のバリア機能が低下して、炎症や雑菌なども繁殖しやすくなります。また、下着などの衣類の摩擦などの物理的な刺激も受けやすくなるため、乾燥させないことが重要です。
デリケートゾーンの正しい洗い方:本洗い
ぬるま湯で水に馴染む汚れを落とした後は、デリケートゾーン用のソープで油分を含む汚れを洗い流します。この時にカラダ用のボディソープや石鹸はアルカリ性が強く、洗浄作用もデリケートゾーンにとっては強すぎるため、皮膚を保護しているうるおい成分までを落としてしまいがちです。フォームタイプなどのデリケートゾーン専用ソープを使って洗うことをおすすめします。また、腟内の粘膜まで洗おうとするのはNGです。※2
※2
腟の中まで洗うことで返って腟内細菌まで洗い流してしまい、バリア機能を崩してトラブルの原因になる可能性もあります。腟内まで洗わずに、周囲の外陰部を清潔に保つことを心がけましょう。
なお、生理の後やおりものが気になる時に腟内まで洗いたい場合には、腟内専用の洗浄剤を使って洗いましょう。
デリケートゾーンの正しい洗い方:洗い流し
洗浄成分が皮膚に残らないように十分に洗い流しましょう。外陰部のひだも指の腹を使って十分に洗い流すようにします。※3
※3
お湯の温度は、人肌程度の温度(35°C~37°C)に設定することがポイントです。なお、すすぎ落としがあると分泌物などと混ざって臭いの原因となる場合もあるため、しっかりと洗い流しましょう。
生理中のフェムケアは『フェムウォッシュ(FemWash)』
正しい洗い方と合わせて重要なのが、実は石鹸やソープなどの洗浄剤選びです。
上でもお伝えした通り、デリケートゾーンは専用のソープで洗うのがおすすめです。ここでは、グランフェミンから登場した「フェムウォッシュ」をご紹介します。
グランフェミン(Gram Femin)は、女性の健康に関して様々な製品開発やサービスを提供しているプロラボホールディングスが、運営するフェムテック製品のブランド。そんなグランフェミンから発売されているフェムウォッシュ(Fem Wash)は、デリケートゾーンなどの悩みに寄り添う弱酸性の植物由来フォームウォッシュです。
フェムウォッシュ(Fem Wash)の4つの特徴
フェムウォッシュ(Fem Wash)は、必要な洗浄力を兼ね備えた、やさしい成分で作られています。ここではデリケートゾーン特有の繊細さにこだわった設計のフェムウォッシュ(Fem Wash)の4つの特徴を紹介します。
特徴①ツボクサエキス、ティーツリーなどの植物由来のエキスを配合 |
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フェムウォッシュ(Fem Wash)には、古くから有用性が重宝されている「ツボクサエキス」と、洗浄に適した「ティーツリー葉水」を配合しています。さらに、2種類のハッカエキスを加えることで、清涼感のある洗い心地を実現しています。植物由来の素材でやさしく洗い上げ、スッキリとした洗い上がりが特徴です。 |
特徴②弱酸性のきめ細やかな泡 |
フェムウォッシュ(Fem Wash)は、乳酸桿菌(保湿成分)を配合したフォーム状の洗浄剤です。デリケートゾーンと同じ弱酸性で、刺激が少ないことも特徴。泡で出てくるポンプ式を採用しているため、肌に余計な負担をかけません。泡立てる手間もなく、きめ細かく柔らかな泡が持続します。 |
特徴③植物由来の美容成分配合 |
フェムウォッシュ(Fem Wash)は、以下の植物由来美容成分を厳選して配合しています。 ※以下全て整肌・保湿成分 |
特徴④安心の10FREE設計 |
フェムウォッシュ(Fem Wash)は、以下の成分フリーとシンプルな使い心地を追求しています。なるべく余計な成分は取り入れたく無い方にも安心してお使い頂けます。
10FREE設計
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生理の終わりかけには「フェムクリア」
生理の終わりかけに、なかなかスッキリしないという時には腟内ケアをサポートする「フェムクリア」を使う方法もあります。たっぷりのジェルで腟の奥から汚れをからめとり洗うことができるので、終わりかけの時期をサッパリと快適に過ごしたい方におすすめです。
正しい洗い方とケアで毎月の生理も快適に
生理中のデリケートゾーンのトラブルに悩まされないためには、毎日のお手入れから見直すことが大切です。毎月1週間ほど過ごす時期をより快適に過ごせる様に、洗い方やケアの仕方を見直してみてください。最近ではフェムケアのアイテムも増えているので、上手に取り入れることでより快適に過ごせるようになるはずです。ぜひ、この機会にフェムケアを始めてみませんか?